情報源・ファクトチェック方針

「看護師と職場のあいだで考えるキャリア」では、記事に書かれている情報について、何を根拠にしているのか、どこまで確認できているのか、どこから先は確認できないのかが読者に分かることを重視しています。

このページでは、公的・公式資料、統計、採用支援で確認してきた実務、看護師への確認・取材、外部調査、事例などを、当サイトがどのように確認し、区別して記事へ反映するかを公開します。

すべての情報を同じ強さの根拠として扱うことはしません。情報の出所、調査対象、確認できた範囲、更新時点などを踏まえ、記事内で言えることの範囲を調整します。

情報を種類ごとに区別します

当サイトでは、記事に使用する情報を主に次のように区別します。

情報の種類当サイトでの扱い
公的・公式資料 法令、行政資料、統計、専門団体資料、サービス運営者が公表する仕様等。確認できる原典へ可能な限り直接つなぎます。
採用支援で直接確認した内容 求人票、採用条件、応募書類、面接、紹介会社との調整など、編集責任者が実務上直接扱った範囲です。
複数の採用支援から整理した傾向 複数の案件で共通して確認した事項を、特定の個人・法人が分からない形で整理したものです。
看護師確認・取材 採用代行・採用支援の実務だけでは判断できない臨床実務や働き方について、看護師に確認・取材した内容です。
外部調査 調査主体、対象、母数、時期、方法などを確認できるアンケートや調査結果です。
実際の事例 実務上確認した事例を、個人や法人を特定できないよう必要な匿名化を行って紹介するものです。
説明用の仮想例 条件比較や計算方法を分かりやすく説明するために設定した架空の例です。
編集上の整理・判断 複数の資料や確認事項を踏まえ、読者が判断しやすいよう編集責任者が整理した内容です。公的事実そのものとは区別します。

記事のテーマによっては、これらを複数組み合わせて使用します。

たとえば求人票の記事であれば、法律上の明示事項は公的資料で確認し、求人の作成・確認時に起こりやすい論点は採用支援での実務を使う、といった形です。

情報源は内容に応じて優先順位を変えます

すべてのテーマに一律の情報源順位があるわけではありません。

何について確認するのかによって、最も適切な原典は異なります。

基本的には、次の順序を意識して確認します。

  1. 法令、告示、省令、通知などの原典
  2. 厚生労働省、自治体等の公的機関が公表する資料
  3. 日本看護協会などテーマに直接関係する専門団体の資料
  4. サービス運営会社、医療機関等が自ら公表する公式情報
  5. 調査方法、対象、母数、時期が確認できる外部調査
  6. 編集責任者が採用支援で直接確認した内容
  7. 看護師等への確認・取材
  8. その他の二次情報、口コミ、体験談等

ただし、この順番は「上にある情報ほど常に正しい」という意味ではありません。

たとえば転職サービスの現在の機能を確認する場合、そのサービス自身の公式ページが重要な原典になります。一方、そのサービスの満足度や担当者の質について、サービス自身が公表している内容だけで客観的に評価することはできません。

情報源が何についての原典なのかを確認したうえで使用します。

法令・制度・ガイドライン・職場運用を混同しません

看護師の求人や働き方を扱う記事では、複数の種類のルールが同時に登場します。

当サイトでは、少なくとも次の違いを意識して記載します。

区分記事での扱い
法律上の義務労働条件の明示など法令や厚生労働省資料で確認します。
制度上の要件診療報酬上の施設基準など制度の適用対象と要件を確認し、個人の労働条件へそのまま読み替えません。
専門団体等の指針勤務編成等に関するガイドラインなど法的義務と同じ表現にはせず、推奨・指針等として扱います。
職場ごとの運用希望休、教育方法、夜勤開始時期など個別の医療機関・事業所で確認する事項として扱います。
個別の求人・労働条件給与、勤務時間、夜勤回数、試用期間など最終的には求人者から示される最新情報・書面で確認する事項とします。

制度上の数字が存在することだけを理由に、個々の看護師の勤務条件や負担を断定することはしません。

また、改正が決まっていてもまだ施行されていない制度については、「施行済み」と「施行予定」を区別します。

数字は公表年だけでなく調査時点・対象・母数を確認します

看護師の給与、求人倍率、離職率、夜勤回数などは、数字だけを見ると比較しやすく見えます。

しかし、調査対象や集計方法が異なれば、同じ名称の数字でも意味が異なります。

数字を記事へ掲載する際は、可能な範囲で次の項目を確認します。

  • 調査・集計された時期
  • 資料の公表時期
  • 調査主体
  • 対象者・対象施設
  • 回答数・母数
  • 全国値か地域値か
  • 雇用形態や職種の範囲
  • 平均値、中央値、割合等の違い
  • 調査方法

たとえば「看護師全体」と「既卒採用者」、「病院勤務」と「すべての就業場所」の数字を、同じ母集団であるかのように比較しません。

異なる調査を並べる必要がある場合は、対象が異なることを本文で説明し、そこから直接因果関係を導かないようにします。

「最新」という表現はデータの基準日を確認します

記事の更新日が新しくても、使用している統計やサービス情報が新しいとは限りません。

そのため当サイトでは、記事の公開日・更新日と、記事中のデータがいつの時点のものかを分けて考えます。

求人数、サービス内容、料金、認定状況など変化しやすい情報は、可能な範囲で確認した日を記録します。

最新情報を確認できない場合に、過去の数字をそのまま「最新」と表現することはしません。

転職サービスの情報は公式情報と評価を分けます

転職サービスについては、運営会社、サービス内容、対象職種、利用方法等を各サービスの公式情報で確認します。

必要に応じて、職業紹介事業に関する公的情報や、調査主体・母数・方法が確認できる外部調査も参照します。

一方で、公式サイトに記載されている「手厚いサポート」「豊富な求人」などの表現を、そのまま第三者によって確認された評価として扱うことはありません。

また、編集責任者が求職者として利用していないサービスについて、実際に利用した人の体験であるかのようなレビューは掲載しません。

当サイトが採用代行・採用支援の実務で確認できた内容についても、求人理解、推薦内容、条件確認、選考調整など、実際に確認した範囲に限定します。

転職サービスをどのように比較するかについては、看護師転職サービスの比較・評価方針をご確認ください。

採用支援での実務経験は事実の範囲を確認して使用します

当サイトでは、求人・採用・選考について、公的資料だけでは説明しにくい実務上の論点を補うため、編集責任者が採用支援で確認してきた内容を記事に使用します。

対象となるのは、求人票、採用条件、応募書類、面接、紹介会社とのやり取り、選考調整など、実際に関わった範囲です。

使用する際は、次の点に注意します。

  • 直接確認したことと、他者から聞いたことを混同しない
  • 一つの案件だけを業界全体へ一般化しない
  • 確認した時期や業態が異なる場合は、その違いを考慮する
  • 根拠なく「多くの病院」「一般的」「ほとんど」などと表現しない
  • 記憶が曖昧な事項を事実として掲載しない
  • 個人・法人を特定できる情報や非公開情報を掲載しない

編集責任者が扱ってきた実務範囲については、編集責任者プロフィールで公開しています。

一件の事例と複数事例から整理した傾向を分けます

採用支援の事例を使う場合は、事例の性質が読者に分かるようにします。

実際の一件を基にした事例

実際に確認した一件の事例を紹介する場合は、その事例だけで一般的な傾向を証明できるものではないことを前提とします。

個人や法人を特定できないよう、記事の論点に影響しない範囲で属性や時期等を調整する場合があります。その場合は、その旨を表示します。

複数の事例を整理したケース

複数の採用支援で共通して確認した論点を、一つのケースとして整理する場合があります。

この場合は、実在する一人の看護師や一つの医療機関の事例ではないことを明記します。

説明用の仮想例

給与計算、求人比較、条件確認などを分かりやすく説明するため、架空の条件を設定する場合があります。

仮想例を実際の採用支援事例として掲載することはありません。

看護師への確認・取材は確認した範囲だけを使用します

臨床実務、患者対応、診療科ごとの仕事内容、実際の夜勤やオンコールの負担など、採用代行・採用支援の実務だけでは判断できない内容については、必要に応じて看護師への確認・取材を行います。

その場合も、一人の看護師の経験をすべての看護師や医療機関へ一般化することはしません。

また、個人の感想と、制度上確認できる事実は別の情報として扱います。

確認した範囲が記事の一部であれば「一部確認」、経験を聞いた場合は「取材協力」など、実際の関与範囲に合った表示を行います。

詳しい表示方法については、看護師確認・取材方針をご確認ください。

外部アンケート・調査は調査方法を確認します

転職サービスの満足度や看護師の意識などについて、外部機関のアンケート・調査を使用することがあります。

その場合は、可能な限り次の内容を確認します。

  • 調査主体
  • 調査時期
  • 対象者の条件
  • 回答者数
  • 調査方法
  • 設問や評価項目
  • 対象サービス等の選定条件

調査対象が限定されている場合、その結果を看護師全体の意見であるかのように扱いません。

また、当サイト独自の調査を実施していないにもかかわらず、「当サイト調べ」「独自調査」等と表示することはありません。

口コミやSNS上の投稿は補助情報として扱います

口コミサイト、SNS、掲示板等の投稿から、読者がどのような疑問や不満を持っているかを確認する場合があります。

ただし、匿名投稿の内容だけを根拠として、特定の医療機関や転職サービスについて事実認定することはしません。

口コミは個人の経験や評価であり、投稿者の属性、利用条件、事実関係を独立して確認できない場合があるためです。

重要な事実について口コミから知った場合は、可能な限り公的資料や運営者の公式情報など別の情報源で確認します。

他のメディア記事を原典の代わりにしません

同じテーマを扱う他のウェブサイトの記事は、論点の把握や追加調査が必要な事項を発見するために確認する場合があります。

しかし、制度、統計、法令、公式なサービス仕様などについて、確認可能な原典がある場合は、他メディアの記事を最終的な根拠として使用しません。

二次情報に有用な独自調査や取材が含まれている場合は、その調査・取材自体の条件を確認したうえで使用します。

確認できない情報は確認できないと扱います

転職や職場選びでは、公開情報だけでは確認できない事項も少なくありません。

たとえば、配属後の実際の残業時間、人間関係、夜勤中の忙しさ、担当者個人の対応、非公開求人の全件数などは、外部から一律に確認できない場合があります。

確認できない事項について、推測によって空白を埋めることはしません。

必要に応じて、次のような表現で範囲を示します。

  • 公開情報からは確認できません
  • 当サイトでは直接確認していません
  • 採用支援で確認した範囲では
  • 複数の案件で確認した範囲では
  • 職場によって異なります
  • 応募前または内定承諾前に個別確認が必要です

分からないことを断定しないことも、情報の正確性を守るための重要な方針と考えています。

AIは情報源として扱いません

当サイトでは、調査項目の整理、文章構成、校正、矛盾や確認漏れの発見などにAIを補助的に使用する場合があります。

ただし、AIの回答そのものを、法令、統計、制度、サービス仕様、採用支援での実務等の根拠として扱うことはありません。

AIを通じて知った情報についても、重要な事実は可能な限り元の公的資料・公式資料等までさかのって確認します。

AIが生成した出典名やURLを、原典を確認せず掲載することはありません。

記事制作におけるAI利用の範囲については、編集・記事制作方針をご確認ください。

出典はできるだけ主張の近くに置きます

制度、統計、数値など重要な主張については、読者が根拠を確認しやすいよう、可能な限り該当する説明の近くに出典を示します。

原典がウェブ上で公開されている場合は、できる限りその資料や公式ページへ直接リンクします。

資料名だけを記事末尾に大量に並べ、どの記述の根拠なのか分からない状態を避けます。

PDF等の長い資料を使用する場合も、記事内では資料名、公表主体、年など、読者が原典を確認するために必要な情報を可能な範囲で示します。

記事ごとに確認範囲を表示します

すべての記事が同じ種類の根拠で作られているわけではありません。

そのため主要記事では、必要に応じて次の情報を記事内に表示します。

  • 最終確認日
  • 主な情報源
  • 採用支援での実務経験を使用した範囲
  • 看護師確認の有無と範囲
  • 広告の有無
  • その記事だけでは確認できない事項

これにより、読者が記事の結論だけでなく、その結論をどの程度の根拠で判断すべきか確認できる状態を目指します。

誤りや古い情報が見つかった場合は再確認します

公開時点で確認した情報であっても、制度改正、新しい統計の公表、サービス内容の変更などによって古くなる場合があります。

事実誤認や更新が必要な情報を確認した場合は、原典や記事制作時の確認記録を再確認し、必要な修正を行います。

重要な訂正や記事の結論に影響する変更については、必要に応じて変更内容が分かる形で記録します。

詳しい対応方法は、訂正・更新方針をご確認ください。

情報の誤りをご指摘いただく場合

記事内に事実誤認、古い情報、出典との不一致などを確認された場合は、お問い合わせフォームからお知らせください。

可能であれば、次の情報を添えていただくと確認しやすくなります。

  • 対象となる記事URL
  • 該当箇所
  • 問題と考えられる内容
  • 確認できる公的・公式資料等

いただいたご指摘は、送信者の立場ではなく、確認できる根拠に基づいて判断します。

関連する運営方針

当サイトの編集・確認体制については、以下のページでも公開しています。